地元埼玉で好評のASAKAアートスクール

芸術は人間が長い時間をかけて培ってきた、奥深い、そして最も人間的な遊びです。そこでは成功と失敗とは等しく価値ある出来事であり、一つの問いに対して無数の回答が許されています。ASAKAアートスクールはそういった不定形な世界と現実との往来を可能にする場なのです。

中学、高校期になって「描きたい」「作りたい」ということに関心を持つことは、子どもの頃と比べるとずっと自発的な選択や、自己表現に対する欲求といったはっきりとした動機を持っていることが、制作する彼らの姿からよくわかります。

一見、楽しそうに見える彼らですが、定期テストや受験といった避けて通れないものへのプレッシャーやちょっと複雑になって友人関係について考えたりする中で、その感覚もまた鋭敏になっていきます。

しかし身体的にも精神的にも、外的環境にも様々な変化が訪れる時期ゆえのアンバランスは、逆にこの「多感な年ごろ」の原動力となって直ちに作品に反映されます。そして、この感覚的に最も冴え渡る時期を迎えた彼らに造形作家やデザイナーである私たちにこそ果たすべき役割があります。